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■ AMHが2について [掲載日]2012-04-26 09:26:01
    From:えり 様 [回答者]kaito
初めて質問させていただきます。
結婚4年目、現在29歳、不妊治療2年弱。
タイミング法 7周期
人口授精 4回
主人の精子運道率が悪く不妊治療を頑張っていたのですが、先月私自身が血液検査をしたところAMHが2という結果でした。
男性不妊と私の卵の状態が悪くても妊娠の可能\性はあるのでしょうか?
タイミング法の時は生理28周期で体温も2層にわかれていたのですが薬と注射をし人口授精してからは生理も37日になり体温もバラバラで高温期が短くなりました。関係があるのかは分かりませんがあまり薬や注射をせずに体外受精をして妊娠する可能\性があるならばと思い連絡だせて頂きました。
AMH 以外の検査(1年半前)では異常なし、子宮けいがん3aでした。
長文になり申\し訳ございません。
宜しくお願い致します。


回答:AMHの単位にはng/mlとpMという2種類の単位があります。
もし、2 ng/mlであれば約14pMで、40歳の平均値レベルです。29歳の方としては低いですが、40歳代の方は当院でも多くの方が治療を受けておられ、治療困難なほど極端に低いとは思いません。2pMであればかなり低いと考えられます。
AMHが低値というのは卵巣内に残っている卵胞の数が少なくなっていることを意味し、注射で過排卵誘発をしても育ってくる卵胞数は少ないと予想されますが、AMHの値自体は卵の質とは関係ありません。卵の質は加齢と共に老化・劣化し、主にあなたの年齢と大きく関係します。従って若い方でAMHが低い場合には、排卵誘発しても多くの卵胞は育ちにくいのですが、その中にある卵の質は必ずしも悪いというわけではありません。あなたの場合は29歳と若く、AMHが低くても卵胞が発育してくるのであれば、その卵胞の中に良好卵が含まれている確率は高いと考えます。
ただ、AMHが低い方は残存卵胞数が少なくなっていますので、通常より早く閉経になる傾向にあり、早めに卵巣に負担をかけずに採卵する体外受精も考慮の対象になります。
また、精液性状についてですが、精子の運動率が低い精子無力症の程度によっては体外受精や顕微授精が必要なこともあるとお考え下さい。もし、人工授精が十分適応となる範囲内の精液性状であれば自然周期で4〜6回受けられて、それで妊娠しないのであれば体外受精または顕微授精に移行することをお勧めします。
注射による排卵誘発は次周期、そのまた次の周期の卵胞発育までも異常をきたし、不良卵胞や不良卵の原因となるだけでなく、不良卵胞からの異常なホルモン分泌が月経周期に変調と乱れを生じさせます。当院では卵巣や体に優しい自然周期や注射を極力使わない低刺激周期での不妊治療をモットーとしております。毎周期自然排卵しているのであれば、あなたには十分に妊娠の可能性が残っていると考えます。
なお、子宮頚部の細胞診クラスVaが指摘された場合は3カ月ごとに定期検査を受けるのが良いでしょう。その結果によっては生検などの精査が必要になることもあります。
メールだけでは詳しいことが分かりませんので、相談だけでも結構ですので一度ご来院ください。


■ はじめて質問させていただきます。 [掲載日]2012-01-09 08:46:14
    From:こうのとり 様 [回答者]kaito
昨年末からHPを拝見させていただき、夢クリニックさんの治療方針に興味を持ち質問させていただきます。

現在40歳です。昨年他院で体外受精三回(三回目は2011・12月)しまして、その都度大量の注射を打ちながら、一度目が採卵2個、(8週で流産)二度目は一個だけ卵がありましたが、採卵時に採卵したつもりが採卵できてなかったという結果。三度目も卵1つだけで、薬で調整していたにもかかわらず採卵時に排卵してしまっていて中止となりました。(担当の先生を責める気持ちはありません)

一度目の流産以外は体外受精のスタートラインにも立てないという散々たる結果で、4回目をチャレンジする気力が薄れてきました。
(三回の体外受精とも間を空けています)

大量の注射で刺激してもこの少なさですが、夢クリニックさんの方法で果たして採卵できるものなのでしょうか?

経済的にかけられる予算に限りがあり、
また精神的にも少々追い詰められてきているのもあり、
不妊治療の継続を躊躇している状況です。

私のようなケースでも夢クリニックさんの方針で治療を受け妊娠できる可能性はどれくらいあるのでしょうか?
もちろんはっきりと答えられるものではないと思いますが、
現実を受け入れなくてはいけないのもあり、
厳しくてもけっこうですので
本音の回答をお願いできたらと思います。



回答:
同じ40歳であっても、個人背景(卵巣予備能、治療歴等)が異なりますので、あなたの状況で妊娠する確率が何%という数字はお答えできかねますが、当院のホームーページに掲載しておりますとおり、39〜40歳での1回胚盤胞移植あたりの妊娠率約46%という数字を参考にしていただけたらと思います。当院へ来院される方の多くは他施設で刺激周期の体外受精を経験されており(その多くは2〜3回以上)、あなたの治療歴はこれら大勢の方と大きく異なるものではありません。
胚盤胞が獲得できれば高い妊娠率を期待できますので、その獲得を目指すことが肝要です。薬を大量に使って刺激をしているのに1〜2個しか卵胞が育たないのであれば、刺激をする意味がありません。それどころか、そのあとの治療休止期間を設けなければならないことでのタイムロス、また誘発剤を使用することによる卵巣への負担が懸念されます。
卵巣予備能(AMH)がおそらく低下しておられるのではないでしょうか。刺激しても自然周期と採卵できる個数が変わらないのであれば、毎周期でも採卵できる自然周期採卵があなたのような方には適していると思います。
治療費用に限りがあるのであれば、何回まで、とお決めになられるとよいでしょう。当院の治療費用は出来高制ですので、空胞や排卵済みなどの場合は、ほとんど料金が発生しません。ご自分の妊娠できる卵に多くの方に出会ってもらえるよう、限られた予算でも治療できるチャンスを増やすことことに配慮した料金設定です。
いずれにせよ、年齢や時間との勝負です。早い時期の受診をお勧めます。

■ 初めての不妊治療 [掲載日]2011-12-09 14:22:03
    From:にこちゃん 様 [回答者]kaito
結婚して2年が経ちますが、妊娠の兆候がなく不妊治療を考えております。
いろいろな病院を調べて、貴院の自然周期での採卵に興味を持ちました。

フルタイムで勤務している上、通院に2時間はかかります。
生理周期に合わせると、なかなか土・日に受診も出来ないと思いますが、
いろいろな検査も含めて、だいたいどれくらいで自然周期の体外受精をすることになるのでしょうか?
通院頻度はどれくらいになるのでしょうか?

早く子供が欲しくてこのような質問になってしまい申し訳ありません。
宜しくお願い致します。



回答:極論すれば、自然周期の体外受精の場合は採卵決定時(排卵直前)の診察、採卵日、胚移植日の3日だけの通院で治療は行えます。ただあまりに通院回数を制限した場合、排卵前の診察や採卵時にすでに排卵してしまっている場合があります。その場合は、翌周期に再度治療を行うことになり、時間とコストのロスにつながります。自然周期体外受精の場合、月経3日目の診察(前周期の古い卵胞が残っていないかのチェック)、排卵前の卵胞の成熟を診る診察(1〜3回)、採卵日、胚移植日は通院していただくようお勧めいたします。月経周期が不規則の場合は、採卵前の診察が増える可能性があります。採卵前の診察については、ある程度は近医で診察を受けていただくことも可能です。当院でもフルタイム勤務をされながら通院されておられる方は多くおられますが、周囲に理解を求め、期間を決めてでも治療を優先されたほうが良いように思います。

■ 2段階移植について [掲載日]2011-11-06 16:29:53
    From:nina 様 [回答者]kaito
36歳。不妊治療歴4年になります。タイミング法から始まり、人工授精、体外へステップアップしてきましたが、結果が出ず…。
今年、子宮筋腫の手術を受け、今は治療お休み中です。そんな中、貴院の事を知り、自然周期での治療に興味を持ち転院を検討しています。そこで、1点お伺いしたい事があります。2段階移植やSEET法について、松本先生のご意見をお伺いしたいと思います。突然のぶしつけな質問で恐れ入りますが、先生のご意見をお聞きしたく、ご質問させて頂きました。よろしくお願いします。

回答:
結論から言うと当院では二段階移植もSEET法も行っておりません。
受精卵の染色体異常の発生率などを考慮すれば、当院でのこれまでの移植方法で十分な妊娠率が確保されていると考えております。

二段階移植は、分割胚と胚盤胞という移植時期の異なる胚を二回に分けて移植するもので、本質的には複数胚移植であると考えております。二段階移植の理論的根拠は推論だけで実証されたものではなく、世界的に見ても日本の一部の施設でのみ行われている技術です。本当に効果のある技術は皆が競って採り入れようとします。自然周期採卵などのように技術的に難しいものでなければ、優秀な技術は開発または公開後、3〜5年もすれば全世界的に広まるものです。例えば、当院の設立母体である加藤レディスクリニック(東京・新宿)で開発された顕微授精時の「精子不動化法」や、胚(受精卵)の「ガラス化急速凍結法(Vitrification)」などの技術は開発されてから数年で一気に全世界中に広まり、顕微授精の受精率の向上や胚の簡便な凍結保存法として高く評価され、今や生殖医療分野に欠くことのできない基礎技術として定着しております。本物の技術は世界中に瞬く間に広まるのです。

元来、1度に2〜3個の複数胚を同時に移植した場合は、1個胚だけの移植よりも妊娠率が少し上昇することが以前から知られております。それからすれば移植胚盤胞の質が全て同等であると単純に仮定した場合、妊娠率は高い順に、胚盤胞2個の同時移植 > 二段階移植 > 胚盤胞1個移植 の順になるように思われます。しかし、分割胚が良好な拡張胚盤胞にまで育つ割合は30歳代でも約4割程度に過ぎず、40歳代では約2割程度と比較的低いことが知られております。従って、二段階移植での妊娠成立の多くは2個目に移植する胚盤胞の着床によるものが大部分で、移植胚盤胞のクオリティー(質)に大きく依存していると考えられます。2回に分けて胚移植するという手間をかけても、結局、妊娠率は単一良好胚盤胞移植と大差ない事になります。

また、複数胚移植では前述の如く妊娠率は少し上昇するのですが、多胎妊娠の頻度も上昇することが知られており、二段階移植では1個目に移植した分割胚が有効であった場合に多胎妊娠が成立すると思われます。
胚盤胞2個を一度に移植した時の妊娠率と、胚盤胞を1個ずつ2回に分けて移植した時の累積妊娠率(2回の妊娠率の合計)がほぼ同等であることから、複数胚移植で多胎妊娠となるリスクの上昇を考慮すれば、結論として「良好胚盤胞を1個ずつ移植する」のがより安全で健全な方法であると考えます。

複数胚の同時移植は、胎児にとっても母体にとってもリスクの大きい多胎妊娠となる可能性が高くなることから、日本産科婦人科学会は、原則として胚移植は1回に1個の胚に限ることを産婦人科医に強く要請しております。現在、この要請は世界各国での潮流にもなっております。何故ならば、多胎妊娠は胎児の肺成熟前の早産や、早産による未熟児の出生と強く関わっており、最悪の場合には新生児死亡や脳性麻痺に至ることもあるからです。新生児集中治療室(NICU)での早産児の予後の観点からも体外受精での単一胚移植が小児科医から強く要請されている所以です。また、産科的にも妊娠中の妊娠高血圧(腎症)などの発症などによる母体へのリスクも知られております。私共は体外受精をお受けになる方に単に妊娠して頂くだけではなく、出来る限り、妊娠中や出産時の安全まで配慮した不妊治療を提供するのが医師としての責務であると考えております。

SEET法に関しましても、世界的に見て日本の一部の施設でしか行われておりません。二段階移植同様、理論的根拠は実証されたものではなく推論の域を出ません。子宮内膜に軽い炎症や掻爬などの機械的刺激が加わった後に着床しやすくなるという報告は一部にあるようですが、胚培養時に使用した培養液を胚移植前に子宮腔内に加えることで妊娠率が上昇するという事実が客観的にあるのかは存じておりません。これまで私の知る限り、二段階移植やSEET法が海外(米国や欧州)の主要学会で大きな話題となった事実を知りません。また、海外でも盛んに行なわれているという事実も聞いておりません。

以上の理由により当院では二段階移植・SEET法は行っておりません。
私共は原則的に、良い胚盤胞を育て良い移植法を胚移植することが最も良い結果につながると考えております。

■ KLCからの凍結受精卵の移送について [掲載日]2011-10-28 20:06:14
    From:あやや 様 [回答者]kaito
初めてメールさせていただきます。
現在34歳です。多嚢胞性卵巣の診断で新宿の加藤レディースクリニックにて、初めての顕微授精により去年男の子を授かりました。
その時の受精卵を2個凍結しています。
しかし東京に凍結受精卵を残したまま、今年の春に主人の転勤で関西に引っ越してきました。
子供ももうすぐ2歳を迎えるまでに成長し、2人目を希望しているのですが、残してきた凍結受精卵はこちらのクリニックへ移送していただけるのでしょうか?また移送していただけるのであれば、どのタイミング
(初診時に手配など・・・)になるのでしょうか?移送によるリスクはあるのでしょうか?移送にかかる費用はどのくらいですか?
加藤レディースクリニックと同じ治療方針である夢クリニックへお世話になりたいと思っております。
お忙しいところすみませんが回答よろしくお願いいたします。



回答:
ご質問ありがとうございます。

移送の件ですが、加藤レディスクリニックの医師にご連絡を取っていただき、医師の承諾を得ていただければ移送は可能です。

移送に使用するタンクは厳重に封をしていますのでリスクは最小限に抑えられていますが、極めて希ですが移送中に何らかの事故が生じないとはいえません。

移送にかかる費用は移送代金及び、新しくこちらでの新規凍結保存となりますので、凍結保存料金がかかります。申し訳ございませんが料金についてはメールでの詳しいお答えが出来ませんので、お電話か、来院時に受付へ直接お尋ねくださいますようお願い致します。

移送タイミングにつきましては、医師の承諾が得られた後、順次手続きさせて頂きたいと思います。上記のリスクや料金、移送の流れ等の詳細なご説明をさせて頂き、ご同意いただく必要がありますので一度ご来院していただいてからの手続き開始となります。

ご都合の良い日で結構ですので、ご来院お待ちしております。

神戸元町夢クリニック

■ 海外からの通院スケジュールについて [掲載日]2011-10-11 08:38:26
    From:キャロちゃん 様 [回答者]kaito
初めまして。現在、海外在住ですが、今年12月に主人と共に3ヶ月ほど日本に帰国予定で、貴院で体外受精を考えております。
私自身は、こちらの保険制度のややこしさもあって不妊検査はこれまでしたことがありません(生理は順調です)。主人は重度の精子欠乏症であることが判明しております。
お聞きしたいことは、体外受精(顕微)のスケジュールです。限られた日本滞在中に私自身の検査などを行った上で体外受精に取り組む場合、どのようなスケジュール(およその通院日)になるかを教えていただければ幸いです。こちらの生理の周期は28日で、最終生理日が9月26日でした。日本へは11月30日より3月16日まで滞在する予定です。ただし、1月中旬から関東に移動するため通院が難しくなるので、できればそれまでに1周期目の体外受精を済ませたいと考えております。どうぞ宜しくお願いいたします。

回答:
お問い合わせありがとうございます。
これまでに不妊治療を受けられていないということですので、まずは体外受精が必要かどうか診察する必要があるかと思われます。帰国されましたら近日中に一度ご来院いただき、当院の体外受精についての説明や感染症の採血検査、ご主人様の精液検査などを受けられることをお勧めします。一度診察をしてみて、体外受精が必要ということであれば、12月の生理周期より体外受精の治療がスタートできます。また、遠方からの治療で、条件的に低刺激周期の適応と考えられます。月経が開始後、まずは3日目に来院していただいてクロミフェンの内服を開始します。続いて7日目から2日に1回の注射を開始します。13〜15日目ごろに採卵して受精させた後、分割胚または胚盤胞まで育てて胚凍結を行います。凍結した胚は次周期以降の都合のよい周期に移植し、分割卵移植は移植後12日目、胚盤胞移植は移植後7日目が判定日となります。当院では低刺激を行った場合は基本的に凍結となりますので、採卵周期に移植はできません。
来院が必要になるのは、クロミフェン内服を始める月経開始3日目、注射を打つ7日目・9日目・11日目、採卵日、移植日、判定日となります。注射は卵胞の育ち具合によって回数を減らしたり増やしたりしますので上記の予定に沿わない場合があります。
月経周期が毎月規則正しく28日周期なのであれば、帰国される11/30付近が排卵日かと思われます。初診でご来院された際に排卵間近であれば2,3日中に採卵が決定し、1回目の体外受精にチャレンジすることもできるかもしれません。

■ 胚移植後の薬について [掲載日]2011-10-01 09:02:00
    From:ちるねこ 様 [回答者]kaito
初めまして。
現在、他県の不妊クリニックにて治療中です。
前回新鮮胚盤胞、今回凍結胚盤胞を移植して陰性でした。
こちらのクリニックでは移植後にディビゲル、ダクチル、ブリカニール、ディナゲストが処方されますが、そのせいか?手の震えに悩んでいます。
貴院では移植後は薬を出されていますか?着床にどの程度関係するのでしょうか?
ご回答を頂けましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

回答:
手の震えがあるとすればブリカニールが原因かもしれません。
当院では、自然排卵後に胚移植することが多いのですが、排卵後に予想外の黄体機能不全が生じて妊娠が維持できなくことを避けるため、移植後はバックアップとしてデュファストンを通常処方しております。デュファストンは黄体ホルモン製剤で、ほとんど副作用を認めない製剤です。当院ではホルモン補充周期の場合も含めて、ほぼ全ての方が問題なく服用されておられますが、どうしても内服が困難な場合は黄体ホルモンを定期的に測定することによって内服を中止して様子をみることも可能です。

■ 県外からの通院について [掲載日]2011-09-10 08:38:37
    From:koto 様 [回答者]kaito
初めてメールさせていただきます。
ただいま42才、35才の時、第1子を体外受精3回目(いずれも5日目新鮮胚移植)妊娠、出産、第2子希望で治療が今年で6年になります。
24日の説明会に参加させていただきます、この6年間で2回妊娠反応がありましたが、初期流産。もう自分達も数えきれないくらい人口授精と体外受精を繰り返し、それでもだめで落ち込み、どんなにつらくてもどうにか立ち上がり、今日まで「休まず、振り向かず」を口癖に治療をしてきました。そんな時に 貴院の情報を知り、残された短い時間とチャンスがあるうちにお世話になりたいと思っています。
県外・第1子がいるため、体外受精には 何日位の通院が必要でしょうか?今までの治療は、クロミッド採卵(注射も併用)です。
なるべく早く貴院での治療を始めたいと思っていますが、9月11日位が次の生理予\定です。説明会よりも早く 初診でうかがったほうが良いでしょうか?その場合 主人は仕事の都合上無理ですので
私一人での受診になります。
今までの検査結果など、良くない結果の物ばかりであまり保管していません。
貴院の情報を得られた事をチャンスだと思い、頑張りたいと思っています。


回答:
注射併用のクロミッド周期を繰り返されているとのことですが、一度排卵誘発剤の使用をやめてみるのが良いと思います。当院での初回の体外受精は完全自然周期で行います。通常は月経3日目前後、10日目、12日目頃に診察を行い、採卵日が決まることが多いです。年齢的には1周期でも早く治療を開始するのが良いと思われます。今周期の排卵前、なるべく早い時期に一度お越し下さい。説明会までお待ち頂く必要はありませんし、その時の受診は奥様だけで結構です。検査結果も手元に残されている分だけで構いません。自然周期採卵は、採卵日の決定が前日もしくは2日前ということが多いので、平日に採卵が決まった場合にご主人様の来院が難しいようでしたら、土曜・日曜に前もって精子凍結をして頂く方法もあります。
妊娠・出産にむけて、共に頑張っていきましょう。

■ 凍結胚移植時の排卵日確定について [掲載日]2011-09-08 08:51:37
    From:ちかりん 様 [回答者]kaito
こんにちは。一人目を松本先生に授けて頂きましたちかりんと申します。お陰様で息子も1歳5ヶ月になり、二人目を早いうちに欲しいと考えています。貴院に保存して頂いている凍結卵の移植をお願いしたく、らんこさん([掲載日]2011-06-12 08:53:32)の質問の回答を参考にしながら、息子の一時預かりなど準備を進めているところです。

らんこさん同様、やはり通院回数はなるべく減らすことができるとありがたいので、排卵日頃の来院について詳しく教えて頂ければと思います。

排卵日頃の来院は排卵日でなければ(例えば前日でも)再度来院が必要になるのでしょうか?またもしすでに排卵済みの場合はその周期は移植を断念しなければならないのでしょうか?断乳して3周期経ち、大体生理周期も整ってきているので排卵日は大体分かるのですが、やはり、地元で超音波検査をしてもらえる病院を探したほうがよいかどうか悩んでいます。排卵検査薬を使っていたこともあるのですが、来院日を決める参考になりますか?

貴院で先生方やスタッフの方たちとまたお会いできるのを本当に楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

回答:
メールありがとうございます。
胚盤胞の移植は、排卵日から数えて約5日目に移植をすると妊娠率が最も良いのです。移植周期において排卵日前に診察をするのは、排卵日を確定し、そこから移植日を決定するためです。排卵日前日の診察であってもホルモンデータから翌日の排卵が確実であれば、再度来院していただく必要はありません。診察時すでに排卵してしまっていても、それが排卵日当日であることがホルモン検査からわかれば、再度お越し頂く必要はありません。
排卵日まで2日以上ある場合や、1回のホルモン検査だけでは排卵日の確定が難しい場合などは日を改めてお越しいただく必要があります。なお、排卵日から2日以上経過すると正確な排卵日が確定しにくくなりますので、次周期の移植になることもあります。
排卵検査薬は尿中のLH濃度を認識し、LHサージ(排卵命令)から排卵日予測を行うものですが、その日の尿の濃度による影響を受けやすく、基礎のLHの値が高い方には指標になりませんので確実な方法とは言えません。
地元の病院で診察を受けて頂き、卵胞径・子宮内膜の厚さや、可能であれば即日に結果がでるホルモン測定の結果を電話でお知らせいただければ、排卵についての情報がより正確に把握でき、来院日の指示が容易になります。

■ 初診について [掲載日]2011-08-26 08:26:20
    From:ちゃちゃ 様 [回答者]kaito
顕微、体外受精を希望の場合 そちらでの初診はいつ頃行けばいいでしょうか?
以前、他院で顕微授精はしたことがあるのですが結果は残念な結果でした。その時はきちんとした検査などせずすぐに顕微授精をしました。それから数年不妊治療はしていませんが貴院での初診はいつ行けばよいかと
いろいろな検査をした方がいいのか教えて下さい。

回答:
メールありがとうございます。月経何日目ということはあまり気にならさず、ご都合のよいときに受診してください。初診当日が排卵日で良好卵の採取が期待できれ場合、希望があればその日に採卵という例もあります。体外受精治療を確実に進めていくのでしたら、月経3日目前後にその周期が体外受精を行うのに適した周期かどうかをみる検査(内診、超音波、ホルモン検査)を行いますので、その頃に受診していただくのがベストです。なぜ初めから顕微授精だったのか?、それまでの治療歴は?、ご年齢は?など初診で詳しく問診させていただき、その周期の治療方針を決めていきます。1周期1周期が妊娠のチャンスなのですから、まず検査を行ってから治療というのではなく、治療を進めながら、その中で必要な検査を行っていきます。具体的には、超音波検査、基礎ホルモン検査、卵管造影検査、子宮内通水検査、黄体期ホルモン検査などが挙げられます。

■ 体外受精について [掲載日]2011-08-16 18:18:04
    From:ネコ 様 [回答者]kaito
現在不妊治療中です
他県の病院で、昨年の11月に体外受精、アンタゴニストにて、12個採卵、6個ハイバンホウになりました
2月に移植着床せず卵巣が腫れたためプラノバール服用
7月に移植着床、妊娠陽性反応、胎嚢みられず、しばらくして生理、腰痛腹痛あり
年齢41歳のため、再度採卵を先にしたほうがよいのではないか医師にきいたら、移植を優先させた方がよいとのこと
結婚したのが、37歳直前。不妊治療スタートが38歳で二度採卵移植、着床せず他院へセカンドオピニオン、着床障害などの検査を受けに行きました
のこり4個のハイバンホウに染色体異常などのない、確かなものがあるか、不妊治療中に、さらに肥満になり、期待感や希望の一方、不安です。
年齢的なことでの卵老化は仕方ないとしても、排卵誘発の方法を変えることなどで、よい結果となるのか、移植し終えて、妊娠出産とならなかつた場合、転院を考えた方がよいか、可能性があるのか

回答:
メールありがとうございます。グレードの良い胚盤胞が残っているかによって採卵と移植のどちらを先行するかの方針が変わります。グレードのよい胚盤胞があれば移植を行えばよいですが、あまりグレードのよくない胚盤胞であれば、採卵を先にしたほうがよいと思います。40歳を超えると卵巣の劣化が急激に進みますので、グレードのよくない胚盤胞の移植を繰り返している間に年齢が進んで、再度採卵を考えたときには良好卵の採卵数が減少することがよくあるからです。
当院で妊娠された患者様の中には、以前に刺激周期での採卵を繰り返されてきた方が多くおられます。身体のホルモン環境を乱さずに、身体に選んでもらった最良の卵で妊娠を目指すことが一番の近道と考えております。ホームページに掲載しております当院の妊娠率(累積妊娠率ではなく、1回あたり1個の胚移植での妊娠率であることをご注意ください)をご参照いただき、当院で治療をお受けになられるかを決める際のご参考になさってください。

■ 2人目の治療の始め時についてご質問です [掲載日]2011-06-12 08:53:32
    From:らんこ 様 [回答者]kaito
こんにちは!
一人目を松本先生に授けていただきましたはぴです。
子育てにも慣れてきて、幸せな毎日を送っています。
本当にありがとうございました。松本先生はじめ、スタッフの皆さんには
とても感謝しています。

年齢のこともあり、1日も早く2人目を。と思っています。
まだ、生理はきていませんが、
2人目の治療を始めるには、どのようにすればいいでしょうか?
ちなみに1つ卵を凍結していますが、
年齢的にも、これが最後の治療になるとおもいますの。

現在、母乳とミルクの混合で育てていますが、断乳する必要がありますよね。

また、九州からの通院になりますし、赤ちゃんは一時預かり保育を利用して
の通院になると思いますので、
なるべく通院回数を減らしたいのが本音です。

いつごろ、来院すればいいのか、何回くらい通院する必要があるのかを
よろしかったら教えてください。
1日も早く準備をしたいのでよろしくおねがいします。



回答:
メールありがとうございます。
毎日、明るく楽しい子育てをされておられることと存じます。
さて、当院に凍結胚盤胞があり、二人目さんの治療開始についてですが、上のお子さんがおられる中での通院治療が大変なことは重々承知いたしております。特に遠方から来院される場合は更に大変になりますので、なるべく通院回数を減らしたいお気持ちはよく理解できます。
まず、治療再開についてですが、授乳中は月経周期が一定せず無排卵の周期もありますので、移植を行うには断乳していただくことが条件になります。
そして通院回数を減らすには、地元で治療に協力していただけるクリニックを見つけていただくのが良いと考えます。不妊治療を行っている施設で、超音波とホルモン検査が即時に行える施設が望ましいですが、そういう設備を備えている施設は多くありません。ほとんどの産婦人科で超音波検査は行えますので、超音波診断で子宮内膜の厚さと卵胞径を測定してもらい、電話でそれらのデータを教えていただければ排卵日を予測して来院日を指示することも可能です。患者様には排卵日頃に来院していただき、排卵日を確定します。移植は排卵日から5日後ですので、次の来院は移植日になります。妊娠判定日は移植日から7日後です。妊娠判定については移植日から10日ほど経てば市販の妊娠検査薬で行っていただくことも可能ですが、移植日から7日後の判定は血液検査でしか行えず、その値によってその後の経過がある程度推測できますので、できれば来院していただくほうが望ましいと考えます。
以上をまとめますと、移植だけの場合は、@排卵日頃、A移植日、B判定日が最低限来院していただきたい日です。妊娠後の超音波検査については地元で診察を受けていただくことが可能と考えます
月経周期が一定でない場合はホルモン補充周期での移植もありますが、通院回数が増えます。断乳直後で月経周期が一定しないのであれば、周期が戻るまで様子を見られたほうがよいと思われます。
なお、移植周期に採卵も希望される場合は、排卵日の1〜2日前に来院していただきますので、前述の来院日に加え1〜2回程度来院回数が増えます。

■ 治療を3ヶ月休むことはいいことか [掲載日]2011-05-28 08:49:49
    From:OY 様 [回答者]kaito
42歳、不妊治療は3年前から体外、顕微で。卵管通っている。AMH23.4。一度だけ妊娠するも8週目で流産。少々治療に疲れたので今年4月から3ヶ月の予定で病院での治療を中止し、漢方と鍼灸の周期療法を受けています。休み始めて1周期目は月経周期35日、おりものなし、高温期5日間でした。2周期目の今は、おりものがD14からあり、すでに低温期30日目です。鍼灸の先生は月経周期が長過ぎる状態を続けるのは卵巣にもよくないので、来周期から病院に戻ることをすすめられます。漢方の先生はもう一周期ぐらい様子を見た方がいいのではというお考えです。いずれにせよ、通院を再開するときは、貴院にお世話になるつもりですが、「今のような長い月経周期を3ヶ月続けることは卵巣に悪いか、それとも3ヶ月休ませることはよいことか」教えてくださいませんか。よろしくお願いします。

回答:
自然周期で排卵障害がみられるようですね。卵胞発育が悪いと排卵しても黄体機能不全が起こります。
42歳にもかかわらず、AMHが23.4(単位は pmol/Lでしょうか)と比較的高めのようですが、元々、多嚢胞性卵巣による排卵障害はないでしょうか。
良好発育卵胞は、月経開始時の発育準備が完了するまでに、2周期に渡る正常月経周期のホルモン刺激を受けて成長していることが必要です。即ち、良い卵胞・卵子を育てるには2周期以上の月経周期を規則正しく保つ必要があるのです。
排卵障害のある方が規則正しい月経周期を維持するためには、低温相と高温相を規則正しく生じさせるホルモン治療(カウフマン療法)をお受けになることをお勧めします。

■ 働きながらの通院は可能でしょうか [掲載日]2011-05-06 15:34:58
    From:K.Y 様 [回答者]kaito
フルタイムで勤務している38歳です。先日、AMHを測定したところ「4.3」と判定されました。ゴナールなどの注射も試してみましたが、良い結果は得られませんでした。現在の病院では、生理3日目に採血、約1時間後に採血結果を受け、内診要否を判断。その後、約5日ごとに来院し、ホルモン値を確認、卵胞の育つ気配が無い場合は、ソフィアAを服用しリセットするの繰り返しです。現在の病院は、診察後の会計の時間も非常にかかり、夜間診療がなく、会社を必ず休む必要があり、働きながらの通院がしづらい状況です。私が貴院で治療を受ける場合、どのような通院形態になるでしょうか?治療内容によっては、午前中の診察を受けなければならない等、制約はあるのでしょうか?

回答:
抗ミュラー管ホルモン(AMH)は卵巣中の卵胞数がどれだけ残っているかの目安になり、注射の排卵誘発剤投与で多くの卵胞発育が可能かの目安になるものです。
AMHの値が4.3(単位はpmol/Lでしょうか?もし、ng/mlであれば低値とはいえず、下記卵巣機能低下の所見とは一致しないように思われます)とかなり低値であることはゴナールなどの卵胞刺激ホルモン(FSH)を多量に投与しても発育卵胞の数はあまりできないことを意味します。AMHが低値の方には過排卵誘発は不向きであり、自然周期で卵胞発育を観察するのが良いと考えます。
あなたの場合は月経周期毎に卵胞発育を観察して、卵胞が発育しない周期には月経周期をリセットしている事から、卵巣機能不全を指摘されているのではないでしょうか。
当院では、卵巣機能の低下が見られる方には月経3日目のホルモン測定後に自然周期で様子を見て、約1週間後のホルモン動態の変化及び超音波診断で卵胞発育が観察されれば、引き続きその周期の卵胞発育を待って採卵のタイミングを決定しております。ホルモン動態の変化と超音波診断で卵胞発育が見られない場合は、エストロゲンと黄体ホルモンを投与して高温期に持ち込み月経周期をリセットし、次の月経3日目に再診して頂きます。
当院では午前診察(9:30〜12:30)は年中無休です。午後診(土・日・祝日以外、15:30〜18:30)は再診の場合、午後6時30分までに御来院頂ければ、ホルモン検査は約40分で結果が出ますし、診察も受けて頂けます。

■ 転院希望です。 [掲載日]2011-04-15 09:04:10
    From:なんぼふ 様 [回答者]kaito
初めてご相談させて頂きます。現在43歳、昨年12月から他院で不妊治療を始めました。タイミング法を1回、人工授精を1回、体外受精を1回行いました。体外受精は刺激周期で3日目の新鮮胚を戻しましたが、移植2週間後のHCG値は3.2でした。初めての体外受精でしたが、投薬量のあまりの多さが気になり(HMG300を4日、450を3日連続使用)色々調べるうち、加藤先生のご著書で貴院の治療方針を知りました。今すぐにでも転院したく説明会に参加させて頂く予定にしていますが、現在のクリニックに2つ凍結している余剰胚を生かしたい気持ちもあります。そこで質問させて頂きたいのですが、@現クリニックで4月に凍結胚移植を行った場合、貴院での最初の採卵までにはやはり何周期か休養が必要ですか。採卵はありませんが、ホルモン剤の投与でホルモンバランスが乱れ、治療が遅れることがあるのでしょうか。Aまた、休養が必要な期間は凍結胚移植を自然周期で行った場合とホルモン補充周期で行った場合とでは変わってきますか。
高齢のためできるだけ早く貴院での治療を受けたく、よろしくお願い申し上げます。

回答:
自然周期でもホルモン補充周期でも、胚移植を行った後に着床に至らなければ、次周期より当院での自然/低刺激周期採卵を受けていただくことが可能です。
自然周期での胚移植では排卵後に移植しますが、妊娠しなかった場合、次周期に遺残卵胞(前の周期の古い卵胞)が残ることがあり、その場合は採卵を1周期延期して頂くことになります。
ホルモン補充周期では卵胞発育がないので、着床に至らなければ次周期よりすぐに採卵が可能です。
前回移植された時のように、hCG 3.2 IU/Lと軽度上昇し着床反応が出た場合はhCGが次周期の卵の質に影響を与えることがありますので、hCG値のレベルにもよりますが、1〜2周期様子を見てhCGの低下を待つ場合があります。当院では月経3日目のhCGの値が0.3 IU/L以下になれば次の採卵周期を開始するおおよその基準にしております。

■ 高齢、海外から一時帰国での治療 [掲載日]2011-02-27 16:48:25
    From:MA 様 [回答者]kaito
現在海外在住の44歳、二人目希望のものです。41歳でクロミッド&Hcgのタイミング3回で妊娠、8週で流産。その後治療再開前に妊娠、42歳出産。前置胎盤のため予定帝王切開。そのため1年以上はあけてくださいとの指示もあり、43歳で治療再開。クロミッド(100mg)5日間使用のタイミングで妊娠。妊娠18週18トリソミーで流産(吸引手術)。その後、夫婦で遺伝子検査等受診しましたが、卵子の老化以外に原因はみあたりませんでした。手術後生理再開までには2ヶ月以上かかり、その後も生理周期にばらつきがあります。流産以前は生理周期は28日周期が1日程度しか前後したことはありませんでした。FSHは29の時に妊娠しました。流産後8月はFSHも22と高かったのですが、9月には10程度には下がりました。生理周期のばらつきは更年期のせいでしょうか? 
こちらの国では43歳までしか体外受精等の治療は受けられません。そのため日本での治療を希望しています。妊娠出産が難しい年齢であることは承知していますが、治療を受け付けていただけますか?

回答:
当院では40代前半の方も多く、40代後半の方もおられます。当院での治療をご希望であれば、積極的に治療させていただきます。
卵胞発育を促すFSH(卵胞刺激ホルモン)の値が高い周期もみられることから、月経周期のばらつきは加齢のために卵巣内に残っている卵胞数が数少なくなって来ていることが原因と考えられます。
FSHが高値の周期でも自然の卵胞発育が認められるなら体外受精治療は可能です。FSHの値が高い場合は排卵誘発剤の使用はお勧めできませんので、月経開始後のホルモン値によっては自然周期体外受精をお勧めします。

■ 子宮外妊娠時の成功報酬について [掲載日]2011-02-27 16:45:28
    From:イエロー 様 [回答者]kaito
初めまして。

私(40歳):黄体機能不全・チョコレート嚢腫(経過観察中)
主人(39歳):乏精子症・精子無力症

2001年に結婚

不妊治療歴4年。体外受精経験なし。

現クリニックでは、毎月通水検査をしており一度も引っかかった事はありません。
しかし、2年前にタイミング療法で子宮外妊娠(着床部分未確認のまま抗がん剤治療にて卵管温存)を経験しました。
その後、卵管造影もしておりません。
年齢的なこともあり、体外受精を検討してます。
そこで、質問なのですが

@子宮外妊娠の再発率は20%と聞いた事がありますが
もし、子宮外妊娠だとしても陽性反応が出れば、チャート図のように
¥157.500−が加算されるのでしょうか?

A現在、hcg5000単位を排卵日から1週間(休診日を除く5日)筋肉注射&デュファストンを飲んでいますがP4は13〜14を行ったり来たり。
又、昨年の10月以降、生理の7-9日前くらいから、ごく少量の不正出血(茶色)がみられます。生理が終わると同時に出血は止まります。
主治医は、ポリープも見られないしホルモンバランスが崩れてるだけだから問題ない。と言いますが、今まで生理不順とは無関係だったので不安です。
こんな状態で、妊娠するでしょうか?

回答:

@当院で成功報酬料金の157,500円が発生するのは妊娠9−10週頃まで順調に胎児が発育して卒業した場合のみです。妊娠の陽性反応が出ても卒業前に流産になったり、子宮外妊娠などの異常妊娠になったりした場合には発生しません
A黄体ホルモン(P4)値が13〜14ng/mlであれば黄体期の値としては正常域ですが、黄体サポートしなければ子宮内膜が不安定で黄体機能不全を指摘されているのであれば、体外受精後の胚移植は受精卵を分割胚もしくは胚盤胞まで育てて一旦凍結し、次周期以降にホルモン補充周期(エストロゲンや黄体ホルモンの薬を内服して人工的に子宮内膜を整える治療)で胚移植することをお勧めします。体外受精をお受けになっている黄体機能不全の方の多くはホルモン補充周期の胚移植で妊娠されておられます。詳しくはご来院いただいたときにご説明させていただきます。

40歳を超えると卵の質は急激に低下してきます。卵の質は体外受精でも克服できないのですが、上質の卵が排卵した時に乏精子症や精子無力症によって精子と卵が出会えなければ妊娠に結び付きません。精子と卵の出会いのチャンスを増やして妊娠率を上げる、それが体外受精です。

■ 体外受精か人工授精か(長文すみません) [掲載日]2011-02-14 09:16:27
    From:wegg 様 [回答者]kaito
はじめまして。
40歳で結婚、42歳で子作りしようと思い、とある婦人科へ行きました。検査の結果、子宮が単角子宮であること・精子の運動率が悪い、
年齢的なことからすぐ体外受精へと進みました。
1回目はロング法で3個採卵、うち1個がG2の受精卵となり、初
期胚移植するも着床せず。2回目はショート法で3個採卵するも受
精卵できず。以降は準自然周期法(HMGを数回注射)で採卵を行う
が、採卵できなかったり受精できなかったり。昨年10月に再びG2の
卵子が取れ、G3の受精卵を初期胚移植するも着床せず。
今年に入り再度ロング法にチャレンジ、卵胞が4つ見えていたが採
卵できず。(年末に風邪を引いたのが良くなかったのか。。。)
現在43歳。先生に体外受精は難しいと言われ、この2月は人工授
精にしようと言われました。でも生理5日目からクロミッドを飲み、
卵胞は9mmで、追加のクロミッドを飲んでいます。診察は来週、でも
それまでに排卵しそうで、不安でいっぱいです。

ちなみに精子の方は漢方が効いているのか、だいぶ良くなり(波が
ありますが)、一度は顕微授精でなく体外受精でした。
私はDHEA・漢方薬・サプリを飲み、鍼灸に通い、ウォーキングやプ
レマタニティビクスを試みていますが、なかなか良い卵子が育ちま
せん。


今まで子作りしてなかったので、人工授精で自然に近い形での妊娠にかけたい気もしますが、もう本当に体外受精は無理なのでしょうか?
転院するなら早い方が良いですか?よろしくお願いいたします。

回答:
メールありがとうございます。
当院では40歳代で治療を受けておられる方が多くおられます。過去に注射をたくさん使ったロング法やショート法で採卵されていた方が多く、過排卵刺激をしても卵が採れない方や、刺激をすることもできない卵巣状態の方などが当院で治療をお受けになっておられます。
過去の治療歴を拝見すると、ロング法やショート法でも採卵数が3個と少ないので、あまり過剰な刺激を卵巣には加えずに、自然周期や低刺激周期で採卵される方が良いと思われます。また、移植についてはいずれも分割胚で行われていますが、40歳を超えると分割胚でのグレードが良くても胚盤胞にまで到達しない胚の割合が増えてきますので、今まで分割胚移植で着床されていないのであれば、次は胚盤胞移植をお勧めします。
43歳という年齢はひと月ひと月が勝負です。積極的に妊娠を目指していくなら、卵巣にできるだけ負担を加えずに自然周期もしくは低刺激周期での体外受精をお勧めします。
現在のホルモン値や卵巣機能の状態が不明ですので、一度相談だけでも結構ですのでご来院ください。

■ はじめまして [掲載日]2011-01-15 09:28:29
    From:あおぞら 様 [回答者]kaito
25歳女性です、よろしくお願いいたします。

クラミジア感染により左側が卵管水腫になったため、昨年夏にラパロ(卵管形成術)を受けました。手術は成功し、ほかに不妊原因が見当たらないことから、術後半年ほどタイミング法を続けていますがなかなか妊娠できません。
おそらく、クラミジアに感染したのは6年近く前だったと思うので、
繊毛がもうだめになってしまっているのでしょうか?
その場合、正常だった右側の卵管内もダメージを受けてしまっているのでしょうか?
通院中の大阪市内のクリニックでは、年齢的にも高確率で妊娠できるだろうからそろそろ体外受精を考えた方がいい、と言われましたが、その病院は刺激周期が基本のようで本当に注射や薬が大量に必要なのか疑問に思い、踏みとどまっていました。
そんな中、こちらのクリニックの自然周期体外受精の説明を読んで、
とても興味がわきました。
私たち夫婦としては、資金のこともあるので夏くらいまではこのままのタイミング法で、それでも妊娠できなければ体外受精を、、と考えています。
しかし、もしこのままの状態での妊娠が難しいのであれば
もっと早く体外受精に挑戦してみたいと思っています。

いろいろ書いてしまい申し訳ありませんが、
もしよろしかったらご回答いただけると嬉しいです。



回答:
卵管は管としての通過性だけではなく、排卵した卵子の捕捉、卵管内の繊毛運動などによる精子・受精卵の輸送、卵管から分泌される栄養液による受精卵の発育にも重要な役割を果たしております。クラミジアに感染してから治療開始までにかなり時間が経ったものであればこれらの卵管機能が両側性にダメージを受けている可能性は否定できません。
当院では、卵胞計測のみならずホルモン検査も併用してタイミングをピッタリ合わせたヒューナーテストを行っております。ヒューナーテストの結果が良好で、他に原因も無いのになかなか妊娠しない場合には、上述の卵管機能の障害が関与している可能性が考えられ、卵管を使わない妊娠方法である体外受精の適応と考えます。
20歳代の女性は卵も若く、妊娠率は極めて良好な方が多いです。従って、連日注射での過排卵誘発による多くの卵の採取は必要なく、少数の卵が採取できれば十分と考えます。卵巣や体に負担をかけない自然周期採卵・低刺激周期採卵が最も適していると思われます。
また、ヒューナーテストが不良の場合や精液性状によっては人工授精の適応がありますので、卵胞計測とホルモン検査を併用し、ピンポイントのタイミングで行う人工授精を数回試みられるのが良いと思われます。それでもなかなか妊娠しなければ体外受精されるのが良いでしょう。

■ 治療方法について [掲載日]2011-01-13 16:33:32
    From:けいちん 様 [回答者]kaito
主人があまり子作りに積極的でなく、人工授精や体外受精ではなく自然妊娠を希望しております。
現在クリニックに通院しておりますが、排卵誘発剤や黄体ホルモン剤を処方されタイミング指導をうけております。最近ホルモン剤の副作用で生理がこなくなったり低体温になっており、薬を飲むのが怖くなってきてます。
貴院ではそういった治療方法でも受入れていただけるのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

回答:
自然妊娠が可能なタイミング法の適応(年齢、卵管通過性、精液性状、自然排卵、ヒューナーテストの結果など)がおありになるのであれば、当院でタイミング療法を受けて頂くことは可能です。当院では、自然周期体外受精の排卵予測の方法をタイミング法にも応用して、卵胞計測に加えホルモン検査を併用することで、より確実な排卵時期の予測をしております。また、ヒューナーテストでタイミング療法が有効かも判断しております。
「ホルモンの副作用で生理がこなくなった」とのことですが、元々、多嚢胞性卵巣などの排卵障害がおありになって、排卵誘発剤を使用していたにもかかわらず排卵誘発剤が効かなくなってきたということはないのでしょうか。自然排卵が期待できない場合は効果のある排卵誘発剤を選んで使用することが必要な場合もあります。
詳しいことが分かりませんので、一度来院頂きご相談下さい。

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